令和7年度 ストライカー社 アカデミックコントリビューション採択報告
更新日 2025.4.24
この度、私達が進めているプロジェクトが、令和7年度 ストライカー社 アカデミックコントリビューションに採択されましたので御報告させていただきます。
研究内容は、凍結乾燥iPS細胞由来巨核球・血小板製剤のラットcritical-size bone defect modelでの骨再生効果の検証になります。(サブテーマもございますが、ここでは割愛させていただきます。)
本プロジェクトは2016年に千葉大学医学研究院に開設されました、イノベーション再生医学講座と整形外科の共同研究です。京都大学iPS研究所の江藤浩之教授が開発されました、iPS細胞由来の巨核球・血小板作製技術と整形外科腰グループで行われてきました、多血小板血漿の研究技術を基盤に進めております。
大学院生では、佐藤雅先生・水木誉凡先生、新井隆仁先生が研究に従事、卒業され、現在は田代奨先生、水谷雅哉先生が研究を継続しております。
研究内容は、iPS細胞由来の巨核球を血小板に分化させ、回収、凍結乾燥した製剤の骨再生効果を検証することです。臨床応用を見据えて研究を進めております。
現在までにラット、ラビットの腰椎骨移植モデルで骨再生効果を確認し、論文化しております。引き続き同モデルでの検証は続けますが、本研究では新たに立ち上げたラット前腕骨の骨欠損モデルを対象にしております。
人手不足や予算に苦慮が尽きませんが、研究予算を助成いただき、非常に有り難く思います。研究を通じて、骨折治療分野へ貢献したいと考えております。
本研究について、御指導いただいております、イノベーション再生医学講座の江藤浩之教授、高山直也准教授、また整形外科の大鳥精司教授・志賀准教授に感謝申し上げます。また研究を支えていただいている院生の先生方、スタッフの方々、研究を応援していただいております、同門の先生方にも心より感謝申し上げます。
引き続き、御指導御鞭撻の程、よろしく御願い申し上げます。