令和6年度整形災害外科学研究助成採択の報告
更新日 2025.3.11
この度、令和6年度整形災害外科学研究助成に採択されましたのでご報告いたします。
採択されました研究は「口腔機能低下が脆弱性骨折を含む腰椎後彎変形に及ぼす影響に関わる多施設縦断研究」になります。骨粗鬆症性脆弱性骨折を含む脊椎の後彎変形は超高齢社会を迎える日本において患者QOLのみならず要介護状態などにも関連する重要な疾患群であり、口腔機能低下も骨粗鬆症やフレイルそして死亡との強い関わりのある可逆的な要素のある加齢と関連した概念です。現時点で医科・歯科領域にまたがる両疾患概念の治療を統括して行えてはいない背景から、本研究では腰椎後彎変形患者を対象とした、口腔機能低下と脊椎アライメント・筋量・患者QOLの関連を横断的、縦断的に解析することを目的としております。本研究から、骨粗鬆症や後彎変形と口腔機能低下という公衆衛生上の大きな課題を統括して評価、予防、介入することを目標としております。
本研究に関して、多大なるご指導をいただきました稲毛一秀先生、井上雅寛先生、そしてデータ収集に協力いただいております腰椎班の皆様、他施設の先生方、そしてフレッシュマンの先生方に感謝申し上げます。私が報告できる範囲は本研究の一部となるとは思いますが、引き続き当教室から新しいエビデンスを創出できるよう尽力して参ります。今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。